新しい鍵の時代

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鍵の歴史を遡ると、紀元前2千年頃の古代エジプト文明まで立ち返ることができます。

当時の鍵は木製で、エジプト錠と呼ばれています。
エジプト錠は現在のシリンダーとほぼ同じような内容をしており源流となっていると言っても過言ではないでしょう。
その後鍵の技術は進化し、ギリシャ時代になるとパラノス錠が誕生します。

日本へは飛鳥・奈良時代ごろに中国の唐から伝来され、その鍵を海老錠と呼んでいます。 海老錠は簡単なつくりとなっており、カンヌキとばねによって解錠される仕組みとなっています。 近世の鍵の元となったのは中世ごろのタンブラー錠であり、南京錠などはほとんど同じような原理となっています。

そして最新の技術が用いられた最先端の鍵は、電子錠です。
電子錠は鍵を持ち歩く必要がありません。開錠にはタッチパネルのテンキー操作やICチップが入ったカード、ICチップが入った携帯電話やスマートフォンなど鍵以外の常に持ち歩くものに集約されています。
さらに生体認証機能をもった電子錠では人体の指紋や網膜、虹彩などで個人を特定し、開錠するものも登場しています。 防犯性に関しても、パソコン状での鍵の開錠・施錠の履歴が確認できたり、鍵穴がなくピッキングなどの鍵穴を利用した不正解錠の手口を防ぐことができるため高いといえます